精神療養病棟の中でも、私が働く西館4病棟は、退院後に地域で安定した日常生活を送るための訓練や支援を行うなど、入院治療から地域生活への移行(退院)を目的とした病棟です。
患者さんが希望する生活スタイルをイメージし、変化やニーズを確認しながら、地域移行を送る上で必要な支援を検討し、適切な看護ケアを提供しています。
当病棟の患者さんは、急性期を終え安定している方がほとんどですが、対人関係や環境等が原因で精神状態が悪化してしまうこともあります。そのため、患者さんの状況にあった関わり方が必要になってきます。試行錯誤の毎日ですが、対応に悩んだときは、先輩方がどのように接しているのかを参考にしています。
また、他の病棟と同様にご高齢の入院患者さんも多く、精神疾患の他に合併症を患っている方も少なくありません。そのため、身体的な機能が低下した患者さんのバイタルチェックや点滴等の医療行為を行い、また、食事・着替え・入浴などの日常動作に対する介助も、看護と並行して重要な業務となっています。
秋田緑ヶ丘病院はワークライフバランスの充実と子育て支援に力を入れた取り組みを行う、福利厚生面で優れた職場だと思います。
病院全体として、有給休暇の取得率が非常に高い職場です。風通しの良い職場ですので、何事も気兼ねなく上司や同僚に相談ができ、基本的には希望する日程で有給休暇が取得できます。
勤務はシフト制で不定休ですが、私は、子どもの行事や予定に合わせて休日を設定し、また、連続した休みが必要な場合は、計画的に有給休暇を取得しています。通常の勤務は、殆ど定時で終わりますので、休日以外にも、就業後の生活も大切にしながら働くことができています。
育児休業・時短勤務・子ども看護休暇などの制度も充実しており、子育てなど、家庭の都合に合わせた働き方ができます。私は6歳と2歳の子供を育てていますが、子どもの体調不良時には、1~2時間単位で使える「子ども看護休暇」を申請します。
託児所から電話がかかってきた際、急に「2時間だけお休みをください」という希望を出しても、同僚や上司は何の抵抗なく対応してくれますので、とても助かっています。