北秋田市の伊勢堂岱縄文館に行ってきました。
現在、入場無料です。
遺跡の近くには豊かな川があり、
展示室ではストーンサークルや建物跡の情報をもとにして、
縄文人の生活をジオラマで表現しています。
ジオラマの視点に立つと、人の存在を客観的に俯瞰して見ることができます。
また、人を取り巻く環境の大きさもわかります。
環境の影響で遺伝子発現が変わることをエピジェネティクスと言いますが、近年、幸福度もまたエピジェネティクスに影響を与えていることがわかっています。大地に抱かれて、共に幸福を願う人のあり様は、縄文の時代と変わらないのですね。
先日、葬儀に参列しまして、最後に導師様が仰ったお話がとても心に残ったのでここに書き留めようと思います。
どんな人にも死というものが訪れるが、コロナ禍なのもあり、今日まで健康だった方も明日にはこの世から去ってしまうかもしれないという状況にある。だが、今ある命を1秒1秒大切にしてる方は少ないのではないだろうか。明日も当たり前に生きる、そんなことは奇跡であり、人の命は儚く、当たり前ではないということを改めて感じてほしい。何事も明日できるからと先延ばしにするのではなく、後悔のない人生を送れるよう今ここにある命を大切に生きてほしい。と。
このお言葉を聞いて、明日あるかも分からない命、挑戦したいこと、やりたいことを我慢したり、いつでもできるんだと思わず、「今ある命」を一生懸命全うできるよう生きていきたいと思います。